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令和 3年 9月定例会-09月03日-03号

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  1. 太田市議会 2021-09-03
    令和 3年 9月定例会-09月03日-03号


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    令和 3年 9月定例会-09月03日-03号令和 3年 9月定例会            令和3年9月太田市議会定例会会議録(第3日) 令和3年9月3日(金曜日)         1番  神 谷 大 輔          2番  石井 ひろみつ         3番  前 田 純 也          4番  松 川   翼         5番  長  ただすけ          6番  松 浦 武 志         7番  八 長 孝 之          8番  水 野 正 己         9番  高 橋 え み         10番  高 木 きよし        11番  板 橋   明         12番  今 井 俊 哉        13番  高 田   靖         14番  木 村 浩 明        15番  中 村 和 正         16番  渡 辺 謙一郎        17番  大 川 敬 道         18番  尾 内 謙 一        19番  星 野 一 広         20番  高 藤 幸 偉        21番  矢 部 伸 幸         22番  久保田   俊        23番  大 川 陽 一         24番  岩 崎 喜久雄        25番  斎 藤 光 男         26番  正 田 恭 子        27番  山 田 隆 史         28番  町 田 正 行        29番  木 村 康 夫         30番  白 石 さと子
     〇説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義     副市長      木 村 正 一    教育長      恩 田 由 之     監査委員     高 橋 嘉一郎    企画部長     栗 原 直 樹     総務部長     高 島 賢 二    市民生活部長   石 坂 之 敏     文化スポーツ部長 村 岡 芳 美    福祉こども部長  石 塚 順 一     健康医療部長   楢 原 明 憲    産業環境部長   飯 塚 史 彦     農政部長     田 村 武 磨    都市政策部長   齋 藤   貢     行政事業部長   鈴 木   聡    消防長      櫻 井 修 一     教育部長     春 山   裕    企画部副部長   高 橋   亮     総務部副部長   瀬 古 茂 雄    企画部参事企画政策課長)        総務部参事(総務課長)             矢 羽 賢 一              松 本 和 明    総務部参事(財政課長)             前 原   郁  〇事務局職員出席者    事務局長     青 木 一 男     副局長(議会総務課長)                                  野 村   洋    議会総務課長補佐(総務係長)       議事係長     中 村 絹 子             大 橋 隆 雄    係長代理     深 須 光太郎           議 事 日 程(第3号)                               令和3年9月3日午前9時30分開議                               太田市議会議長   斎 藤 光 男 第 1  一般質問 第 2  報告第  6号 令和2年度太田市一般会計継続費精算報告書について      報告第  7号 令和2年度決算に基づく健全化判断比率資金不足比率について      議案第 81号 令和2年度太田市一般会計歳入歳出決算認定について      議案第 82号 令和2年度太田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について      議案第 83号 令和2年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算認定について      議案第 84号 令和2年度太田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について      議案第 85号 令和2年度太田市八王子山墓園特別会計歳入歳出決算認定について      議案第 86号 令和2年度太田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について      議案第 87号 令和2年度太田市太陽光発電事業特別会計歳入歳出決算認定について      議案第 88号 令和2年度太田市下水道事業等会計決算認定について      議案第 89号 令和3年度太田市一般会計補正予算(第5号)について      議案第 90号 令和3年度太田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について      議案第 91号 令和3年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について      議案第 92号 令和3年度太田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について      議案第 93号 令和3年度太田市八王子山墓園特別会計補正予算(第1号)について      議案第 94号 令和3年度太田市介護保険特別会計補正予算(第1号)について      議案第 95号 令和3年度太田市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)について      議案第 96号 令和3年度太田市下水道事業等会計補正予算(第1号)について      議案第 97号 太田市個人情報保護条例の一部改正について      議案第 98号 太田市行政センター条例の一部改正について      議案第 99号 太田市笹川清奨学基金条例の一部改正について      議案第100号 太田市奨学金貸与条例の一部改正について      議案第101号 太田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第102号 太田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第103号 太田市金券基金条例の廃止について      議案第104号 太田市スーパーエコハウス条例の廃止について      議案第105号 財産の取得について      議案第106号 財産の減額貸付について      議案第107号 市道路線の廃止及び認定について           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○議長(斎藤光男) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。  その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 一 般 質 問 ○議長(斎藤光男) 日程第1といたしまして、昨日に引き続き一般質問を行います。  順次質問を許します。  8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。  通告に基づいて順次質問を行いますが、まず1番目の分散登校と少人数学級の拡大について、教育長に伺います。  まず、新型コロナウイルス感染防止対策として分散登校は既に1日から中学校で始まってはいますが、その分散登校と少人数学級の拡大をどう検討しているのか伺います。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 分散登校・少人数学級の拡大についてでございますが、9月12日までの緊急事態宣言中において、小学校及び義務教育学校前期課程は、子どもが1人で家にいることの不安解消、保護者の負担軽減、通学班を維持し交通安全を確保することなどを考慮し、通常登校とします。中学校及び義務教育学校後期課程は、自立した家庭生活が可能であることから、半数ずつ1日交代で登校する分散登校とします。少人数学級を拡大するためには、教室数を大幅に増やす必要があります。現状では、教室の確保など施設・設備面から考えて難しいと考えます。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 今、分散登校についての基本的な方針が示されて、少人数学級の拡大は教室を増やす必要があるから難しい、こういう答弁だったのですが、例えば、少人数学級でいえば、直ちに教室を拡大できるわけではないにしても、将来的に教室を増やす学校の増改築も視野に入れて、うんと長期では間に合いませんけれども、少なくとも中期的な計画をつくることも、新型コロナウイルス感染防止対策上もやはり必要なわけですよ。なぜなら、分散登校が求められる現状が、いつまで続くか先が見えないわけですからね。  それで、その分散登校も、ただやればいいわけではありませんよね。分散登校といってもいろいろな形があるわけですけれども、中学生、高校生も含めてですが、1日置きに各クラスを半分に分けて登校するより、例えば分校をつくるとか校舎の増改築、あるいは近場の通学区域内の公共施設を活用するという方法だってあるわけです。ただ、分散授業をやろうとすると教員を増やす必要も出てくるとなると、やはり教員は増やしていくことが学校での新型コロナウイルス対策感染防止対策につながると思うのですが、教室を増やす、通学区域内の公共施設の活用、そのために教員を増やすということも、直ちに今すぐやりなさいというほどやぼな考えは持っていませんが、そういう計画を持つことも必要だと思うのです。いかがでしょう。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 先ほど申し上げましたとおり、少人数学級の拡大については、まず教室の確保など施設・設備面から考えていく必要があります。それが難しい状況があるため、今後検討しながら進めたいわけですけれども、まずは難しいということで、教員の増員についても難しいと考えます。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 直ちにやろうとすると、それは難しいというよりも、すぐには当然できない。だから、今すぐにやるのが難しい、1年先でも難しいけれども、いつまで続くか分からない下で、教育の充実のためにも、子どもの学校での安全対策、新型コロナウイルス感染防止対策を考える上でも、やはり避けて通れないと思うのです。だから、計画を持つことが必要だということだけは申し上げておきます。  それで、分散登校なのですが、教室を増やすのは難しいということだったわけですよね。小学校は、確かに小学生が家庭で自立した生活を送るのはなかなか難しいだろうと。親も働いている。かといって学童に行ってしまったら、学童のほうが学校よりもっと密になるということから、太田市教育委員会の判断は、小学校においては正しいものだと思っていますけれども、ただ、やはり分散登校のほうが望ましいことは間違いないわけで、その点で考えると、今回議案にも出ていて、補正予算にも出ている太田東小学校の校舎や体育館ですよね。明日からは使えないにしても、1か月もかけずに準備をすれば、3月まで使っていたわけですから、太田東小学校は使おうと思えば使えるわけですよ。それで、太田東小学校で分散授業をしようとすれば教員の増員も必要ないわけですね。なぜなら、太田東小学校韮川西小学校北中学校の教員の数を合計した人数が、今、北の杜学園、義務教育学校に配置されているわけで、減っていないわけですから。そうすると、子どもの学校での感染防止、新型コロナウイルス感染防止対策を優先しようとするなら、太田東小学校は使えるわけですが、その点はどうお考えなのでしょう。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 北の杜学園については、開校から5か月、職員の共同体制等が整い、子どもたちも新しい環境に慣れてきたところです。一部の児童生徒のみを他の施設に移動させることは、子どもたちに大きな負担と混乱を引き起こすことになるので、太田東小学校を活用する考えはございません。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 教育長への質問はこれで終わって、続いて、伺いたいのをぐっとこらえて市長に伺います。  例えば、学校での新型コロナウイルス感染拡大防止対策分散登校、あるいは少人数学級の拡大で、教員の増員については、教育長は難しいということを言われました。ただ、教室、校舎を増やす点については、今後考えないわけではないという含みを残した答弁でした。含みを残したと私は思っているのです。教室、校舎を増やすことを教育長は否定はされなかったわけですよ。難しいからイコールやらないということではないと思うのです。  それで、教育長に3回目に聞いた太田東小学校の活用ですけれども、太田東小学校の活用だって、教育長の答弁は、一部の児童生徒を他の施設に移すことは混乱を招くということを教育長は言われたわけですよ。だけれども、これは見方を変えると、3月まで2つの小学校、1つの中学校にいた子どもたち北中学校の生徒については同じ場所ではありますけれども、太田に幾つも小学校がある中で、太田東小学校韮川西小学校という一部の子どもを、新型コロナウイルス感染拡大の真っただ中で、他の施設、北中学校があった場所に移したことこそ混乱を招いていると私は思っている。分散登校が必要だと言っているさなかで、わざわざ2つの小学校、1つの中学校、800人からの児童生徒を1か所に集めて、明日、あさっては無理でも、そんなに準備に時間をかけずに使える太田東小学校の施設がありながら移さない。市長、教員を増やす必要がなくても移さないという固定的な考え方で、太田市教育委員会がずっと石頭で、そこにこだわり続けることはないと私は思っているのです。ですから、市長に伺いたいのは、今後、教育委員会がいろいろな状況に応じて、いろいろな判断をすることはあると思うのです。そのときに、市長が教育委員会の判断を尊重して、教育委員会がこうやっていきたいというふうにやり方を変えようとしたときは、市長は教育委員会の判断を覆すことはないのですねということを確認させてください。
    ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) ないです。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 市長、ありがとうございます。  続いて、2番目、市立太田中学校での男女別定員の導入について、教育長に伺います。  ただいまの市長の簡潔明瞭な、市長が教育委員会の判断を覆すことはないという答弁を私も教育長も聞いていましたから、とりわけこの質問については教育長も安心して、天の声だか神の声だか誰かさんの声を忖度することなく、太田市教育行政最高責任者として、そして教育者でもある恩田教育長の良心を信じて私は質問をするわけですが、まず、学校教育におけるジェンダー平等の重要性を確認させてください。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) ジェンダー平等の重要性についてですが、学校教育においては、多様な性の在り方やLGBT等性的少数者に関する知識と理解を深め、ジェンダー平等を学校教育の中で進めていくことが重要であると考えます。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) ジェンダー平等を学校教育の中で進めていくことが重要である、その意義といいましょうか、根拠といいましょうか、それを今、教育長からお答えいただいたわけですね。太田市の教育委員会が重要と考えているジェンダー平等を進めていくための学校教育を行おうとするなら、私は、ありのまま自然に、何の先入観も持たず普通に物事を考えるなら、教育長の答弁を受け止めれば、市立太田中学校で男女別の定員を導入するのは、太田市教育委員会の今教育長が答えた考え方に逆行するのではないかとしか思えないわけなのですよ。これが逆行しないと言うなら、なぜ逆行しないのか、分かりやすい根拠をお示しください。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 学校教育法施行規則では、中等教育学校の入学は設置者が定めることができるとされております。市立太田中学校の男女比は、太田市教育委員会が決めることができます。太田中学校では、学校教育の中で性差についての理解や異性を尊重する態度を育み、性的少数者の人権を保障するための教育を大切にしているので、逆行しているとは考えておりません。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 市立太田中学校では、性的少数者の人権を保障するための教育を大切にしているので、逆行しているとは考えていないと教育長は答えられたわけですけれども、今の市立太田中学校性的少数者の人権を保障する教育を大切にしているのは、私は否定するつもりはないのです。大切にして教育しているのだろうと信じています。だけれども、来年度からは男女別の定員が導入されるわけで、その男女別の定員を導入することが、今、市立太田中学校で行っている性的少数者の人権を保障するための教育が損なわれるのではないかなということを私は5月の委員会以降ずっと述べてきているわけですよ。性的少数者の人権の保障も当然大事です。LGBT、SOGIと言われる性的少数者の人権保障は当然大事ですけれども、市立太田中学校で男女別に定員を設定する、導入するということは、どう考えたって、紛れもなく男子より高い得点であっても不合格となる女子を生むことになってしまうわけですよ。それは、これまでも過去3年間にわたる男子と女子の平均得点を伺ってきました。女子のほうが男子より平均得点が高いから、得点だけで合格、不合格を判定していないというのも、私は、そこは認めたくないのですが、実際そうやられていると。では、何のために点数をつけるのかというのもありますけれども、でも、その結果として女性のほうが男子より多くなっているわけですね。女性のほうが男子より多くなっているのを是正して男女同数にするために、男子より高い得点でも不合格となる女子を生んでしまう。これは女子に対する差別を行うということにしかならないわけです。そこまでして男女別定員を導入しなければならない具体的根拠というのは何なのでしょうか、伺います。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 市立太田中学校においては、男女同数であることにより多様な価値観に触れる機会が増え、多感な思春期を男女が切磋琢磨しながら成長していけるようにしたいと考えております。したがいまして、男女同数で豊かな心を培う、そのような教育活動に高い教育的な価値があると考えております。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 教育長の教育者としての、太田市教育行政最高責任者としての良心に忠実に答弁いただいているとはどうも思えないのですが、ちょっと質問の視点を変えますけれども、全国の公立の小学校、中学校、高校で男女別に定員を設定している自治体の数と自治体の名前を把握している範囲で明らかにしていただきたいと思います。同時に、全国の状況を私自身もなかなか把握し切れないのですが、私も随時調べているのです。全国の状況を把握する必要もあると思うのですが、ないと考えているのでしょうか、その辺についても伺います。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 関東甲信越の1都12県の公立中高一貫校において、19の自治体のうち11の自治体で男女別の定員枠を設けていると聞いております。定員を設定している自治体は、東京都、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、千代田区、横浜市、千葉市、さいたま市、川口市、伊勢崎市でございます。全国の自治体との比較ではなく、市立太田中学校の開校から10年、歴史や伝統、中高のつながり、環境などを前提条件に置いて、子どもたちによりよい教育環境をどのように整備していくかを検討してきた結果であります。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 今、教育長の答弁の中で、市立太田中学校の開校から10年、子どもたちによりよい教育環境をどのように整備していくかを検討してきた結果、来年度から男女別の定員なのだという答弁でした。それで、その前の私の質問で、男子より高い得点で不合格となる女子を生んでまで導入しなければならない根拠は何かと聞いた質問には、男女同数であることにより多様な価値観に触れる機会が増えるとか、男女同数教育活動に高い教育的な価値があると考えるとお答えになりましたね。全国の状況をつかむことは否定されなかったのだけれども、ただ、全国でどうであろうと、太田市の教育委員会として、教育の充実のために、太田中学校では男女別定員なのだという答弁だったのです。全国の状況に左右されることはないのだと考えながら、でも、全国の状況も参考にすることは否定されなかった。  そこで、全国の状況なのですが、長野とか神奈川とか佐賀のように、公立学校で男女別の定員を廃止する動きが広がっているのです。長野でも神奈川でも佐賀でも、もともと開校当初から男女別の定員でやられてきたのだけれども、男女別の定員を設けることで、どうしても、東京の都立高校もそうですが、男子より高い得点であっても不合格となる女子が生まれる。これは、どう考えてもジェンダー平等を進めていかなければならない今の世の中の本当の流れに逆行しているものであるということで、それこそ教育委員会の中でも、あるいは市民レベルでもそういう機運が盛り上がってきた、その結果として、長野や神奈川や佐賀、私の知る限りですけれども、そういうところで男女別の定員はもうやらないのだと。茨城県の県立の中高一貫のような世の中の流れに逆行している県立中学校もあるのはありますけれども、でも、そういうところでは、やはり物すごく市民の批判の声が高まりつつあるわけです。どちらが本流なのか。ジェンダー平等を進めるために男女別の定員を廃止するのが本流なのか、太田市教育委員会のように、このタイミングでジェンダー平等に逆行するようなことをやっていくのが本流なのか。私は、答えは明瞭だと思うのですけれども、全国でそういうふうに男女別定員廃止の動きが広がっている下で、太田市のやることは逆行しているとはお考えにはならないのでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 一部に男女別定員を撤廃する動きがあることは承知しております。一方、先ほど申し上げましたとおり、引き続き男女別の定員枠を設けている公立中高一貫校も多数あると聞いております。太田中学校については、性差の理解、異性尊重の態度を育む教育を行っており、ジェンダー平等には逆行しているとは考えておりません。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) そういう結論がどうも先にあるのは、私には教育長の本心ではないような気がしてならないのですけれどもね。それで、今、教育長から、市立太田中学校で性差についての理解や異性を尊重する態度を育む教育を行っているから、男女別定員を導入してもジェンダー平等には逆行していないという答弁がありました。その答弁も含めて伺うのですが、6月の議会で、教育部長からの答弁でしたか、教育長からの答弁でしたか、要するに、市立太田中学校男女別定員を導入してまでやろうとしている教育というのは何ですかと聞いたら、多様性を認め合う指導とか、多様な価値に触れる機会をつくるのだと答えられたわけですけれども、その多様性を認め合う指導とか、多様な価値に触れる機会をつくる教育とは具体的にどんな教育なのでしょう。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 多様性を認め合う指導とは、自分とは異なる価値観を持った他者を尊重し、豊かな人間性を育てる指導です。多様な価値に触れる機会とは、自分とは異なる価値や経験を持った他者と絆を深めていく機会であると捉えます。市立太田中学校では、多様性を認め合う指導を男女同数で行うことにより、高い教育効果が生まれると考えております。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 今の教育長の答弁から考えると、同世代の異性の考えとか、多様な価値に触れる機会を増やして過ごすことのできる教育なのだということなのでしょうね。もう少し踏み込んで伺いますけれども、要するに、多様性を認め合う指導だとか、多様な価値に触れる機会は、男女同数でなくても私はやれると思うのです。ところが、太田市教育委員会によると、男女同数にすることで多様性を認め合う指導とか、多様な価値に触れる機会を増やせると考えているということなのだろうと受け止めるしかないのですね。別に男女同数でなくたって、多様性を認め合うとか、多様な価値に触れる機会などは幾らでもつくれるわけですけれども、今までの教育長の答弁を聞くと、男女同数にしてこそ、よりその機会が増えると考えているということになるのですね。そうはいったって、そんな指導を強めるとか、そんな機会を増やすとかいったって、男女同数の定員をつくるということは、どう言い繕ったって、どんな理屈を当てはめたって、つくり上げたって、どんな新しい日本語をつくり上げてしまったって、男女同数の定員というのは、男子より高い得点で不合格となる女子を生んでしまうことには変わりないのです。それをやってまで、イコールジェンダー平等に逆行してまでやらなければならない多様性を認め合う指導、多様な価値に触れる機会とは具体的に何なのでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 現在の教育において、パワーバランス重視の男子の多い、あるいは女子の多い学校、男女比関係のない学力重視の学校、そして太田中学校のように男女同数で切磋琢磨する学校、このような多感な思春期に異性の考え、多様な価値に触れる機会を増やしたいと考えます。ジェンダー平等に逆行しているとは考えておりません。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 学校教育におけるパワーバランスとは一体何なのかを聞いていきたくなるのですけれども、あまり重箱の隅をつついていても始まりませんので、本筋で伺いたいと思うのですが、多様性を認め合う指導とか、多様な価値に触れる機会のためには、結局、男子より高い得点で不合格となる女子を生んでもいいと太田市教育委員会は考えているということにしかならないのです。つまり、多様性を認め合う指導とか、多様な価値に触れる機会を充実するためには、ジェンダー平等に逆行してもいいと太田市教育委員会は考えている。教育長、これでは太田市教育委員会は人権意識とか人権感覚が欠落しているということになってしまうのですよ。本当にそれでいいと教育長はお考えでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 既に選抜実施要項は各市町村に配付済みで、ホームページ上でも掲載しております。子どもたち、保護者に不安を増大させないためにも、男女別の人数を提示し、受験者に周知し、今後も丁寧な入試、入学への説明を行っていくよう指導してまいりたいと考えております。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 私の質問は、何を言ったって、多様性を認め合う指導とか、多様な価値に触れる機会のためにジェンダー平等に逆行してもいいということになってしまうのです。したがって、それでは太田市教育委員会には人権意識、人権感覚がないということになるのだけれども、いいのですかという質問だったのですが、それには直接お答えいただけなくて、既に保護者、関係者に募集要項を配付していて、公表していて、今から変えるなら保護者や子どもたちに不安を与えることになりかねないので、計画どおり男女別定員を始めるのだという答弁でしたものね。ということは、教育長だって本心は、これはやってはならないのではないかなと思っているとしか思えないのです。よく考えたら、これはジェンダー平等に逆行しているから禁じ手なのだけれども、でも、周知してしまったから、知らせてしまっているから、今から変更したら混乱を招くから変更できないのですというのが教育長の本心なのではないかなと私は思うのですよ。教育長の良心は、私は十分分かっているつもりですからね。でも、今から変更したら不安を与えることになりかねないと言うのですけれども、ジェンダー平等に逆行して、男子より高い得点で落っこちてしまう女子を生むことこそ、それこそ子どもや保護者に不安を与えることになるのではないかなと思うのです。  そういうことも併せて、ほかの市立の小学校や中学校、男女数の差はいろいろありますよね。学校によって、学年によって、男子のほうが多い学校だって中にはあるのです。女子のほうが多い学校もあるのです。そういう中で、多様性を認め合う指導だとか、多様な価値に触れる機会があるのではないですか。無理やり機械的に強制的に男女同数にすることで、そこから得られる高い教育効果というのは、今までのやり取りでもどうも私には理解できないのです。私は教育者ではないから理解できなくて、教育者なら理解できるという問題ではないと。男女数の差があってこそ、その男女数の差をありのままに受け入れてこその多様な教育ではないのでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 他の市立小中学校での男女数の差を、自校の教育目標に基づいて、特色ある実践をしていただいています。他の小学校、中学校との比較によるものではなくて、太田中学校における教育目標の実現という観点から、男女別定員を設定することで多様性を認め合う指導が効果的であると考えております。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本語は語彙、ボキャブラリーがいっぱいあって、なかなか難しいところもありますが、では、また伺いますけれども、どうしても聞けば聞くほど不可解さを感じるのです。それで、さっきの答弁に戻りますけれども、どうも引っかかるのです。太田中学校の開校から10年たって、子どもたちのよりよい環境をどう整備していくか検討してきた結果だということですけれども、開校当初から男女別定員を検討してきたとは思えないのです。スタートした当初から、初年度、女子が多いな、2年目、女子が多いな、どうしようかなと、ずっと女子が多いことを気にしてきたとも思えないのですね。では、一体全体いつから男女別の定員が俎上に上がってきたのかと考えると、どうもこれは不自然さが消えないのです。一体いつから男女別定員を議論してきたのでしょう。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 議論がスタートしたのは平成30年頃からであると聞いております。先ほど申し上げましたように、太田中学校の開校から10年を迎えるに当たり、子どもたちによりよい教育環境をどのように整備しデザインしていくかを慎重に検討してきた結果でございます。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 3年前くらいから検討してきたということですけれども、本当にそうかなと思うのです。私が思うに、去年の総合教育会議で市長が男女同数がいいとか言われたり、それから議会でも太田中学校男女同数のほうがいいとか市長がこの間言われてきた、それを受けて去年あたりから検討したとしか思えないのですけれども、違うのですか。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 男女別定員については、中高一貫教育推進本部会議を通して太田中学校職員の声を聞きながら検討してまいりました。昨年の総合教育会議でも話題に上っておりますが、あくまでも平成30年に学校現場の声を受けて始まった議論であります。したがいまして、総合教育会議での市長の提案や議会答弁だけを受けた結果ではありません。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 現場の声を受けて始まったのが男女別定員なのだということでした。ところが、教育長、私はびっくりしてしまった。驚いてしまいました。直接ではないけれども、ある教員を介して、市立太田中学校の先生に、数日前、1週間以内の間で聞いてもらったのです。市立太田中学校の先生に、来年度から男女別の定員をやると教育委員会が決めていると聞いていますかと。私が聞いてもらった、その先生も、私が伝えるまで知らなかったと。その先生から聞かれた市立太田中学校の先生も、そんなことは現場で何も言われていなかったと言うのですよ。本当にびっくりしてしまった。校長が現場の先生に言わなかったのかなとか、教頭が言わなかったのかなとか、職員会議というのは何だろうなとびっくりしたのですが、教育委員会は現場の声をフィードバックしてと言うのだけれども、もしかして教育委員会も現場の先生に来年度から男女別の定員を導入すると言っていないのかもしれないですね。教育長、そんなことをやっていいわけはありませんよ。委員会で議論したり、この場でも6月、9月と議論していますけれども、教育長、現場の先生に何も言わないで教育や人権に関わる重大な問題を決めてしまっていいはずないですよね。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 太田中学校教員の声を聞きながら、平成30年より検討、協議をしてまいりました。そのようなことはないと考えます。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 改めて伺いますけれども、私は導入すべきではないと。何も慌てふためいて来年度からやらなくたって、もしかしたら来年度、再来年度、あと3年もしたら男女同数になってしまうかもしれないのですよ。そんな可能性だってある。なぜなら女子の数がだんだん減ってきているのだから、改めて機械的にやらないで、今からだって撤回したほうが、不安どころか歓迎されるかもしれませんよ。撤回しないのですか。お願いします。 ○議長(斎藤光男) 恩田教育長。 ◎教育長(恩田由之) 先ほどまで申し上げましたとおり、性差を気にしない、あるいはパワーバランスを考える、学力を重視する、男女比を同じにして豊かな心を育む、それぞれ前提条件、歴史、環境は異なりますが、子どもたちのために特色ある教育を進めることが大切であると考えます。中止の考えはありません。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 続いて、3番目の質問ですが、産業環境部長に伺います。  部長には、太田市の単独事業、太田市の独自予算を使っての新型コロナウイルス感染症防止対策について伺うのですが、7月の専決補正予算で行われた新型コロナウイルス対策があります。生活困窮者自立支援金と店舗の新型コロナウイルス対策、改修・備品・消耗品補助ですけれども、これは議会資料では全額国庫補助なのです。9月の補正予算に計上した新型コロナウイルス対策は一般質問が終わった後に説明がありますけれども、新型コロナウイルス対策としての太田市単独、太田市独自予算を使っての業者支援を今後どう展開しようとお考えなのか伺います。 ○議長(斎藤光男) 飯塚産業環境部長。 ◎産業環境部長(飯塚史彦) 市単独予算による新型コロナウイルス感染症防止対策についてでございますが、新型コロナウイルス対策としての支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、補正予算の要求をして対応しているところでございます。また、事業実施に当たっては、可能な限り国の交付金を活用していくことが望ましいと考えております。引き続き、新型コロナウイルス対策につきましては、国、県が実施している支援事業を注視しながら、市としての支援事業が必要となれば、国の交付金の有無にかかわらず検討してまいりたいと考えてございます。 ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 続いて、市長に伺います。  今の部長答弁に私は太田市の産業環境部としての良心を感じたなと。国や県の財政支援があろうがなかろうが、必要であればやっていくと。市長も同じ考えだと思うのですよ。必要であれば国や県がお金を出さなくてもやると。だから、例えば子どもの抗原検査だって、文部科学省が言う前に始めるというふうに踏み切ったわけですものね。ただ、やはり足りないと思うのです。それは国や県の責任なのは言うまでもありません。本当に国や県の責任なのですが、現状を考えると、やはり困っている人はいっぱいいるわけです。そのときに、太田市が独自予算を使って新型コロナウイルス対策をいろいろ進めるための太田市としての単独の財源がないとは言えないわけですよね。あるのですよね。なくはない。新しい体育館を造るのだけを聖域にはできないわけですから、新しい体育館を建設するのを推進しながら、太田市単独で新型コロナウイルス対策を拡充する予算がないとも言えないわけですよ。生活困窮者自立支援金だって業者支援だって、これはほとんど国の交付金を使っただけです。ところが、生活困窮者自立支援金も困っているからというだけでは出ない。総合支援資金とか緊急貸付けとかが前提になっているとか、業者支援だって国や県がいろいろな支援金をやっていますけれども、狭い、周知され切っていないということもある。いろいろありますけれども、太田市独自で金を使って対策を講じるのもそうですが、予算がかからない事業もありますね。例えば、雇用主や、あるいは親会社から労働者や下請業者に使える制度の周知を徹底するよう雇用主や親会社に求めるとか、それから業者や市民の申請を市がサポートする体制、これはお金をほとんどかけずにやれると思うのです。月次支援金なんかは一部の国が認めた審査機関でしか事前確認審査ができない。それをやらないと本申請までたどり着けない、こういう制約もあるので、お金のかからない事業だってあるわけなので、お考えを伺います。 ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 部長と同じ答弁になってしまいますけれども、発想は市のほうでして、たまたまそれが新型コロナウイルスの交付金に合致するということで、では、それを使おうと。あえて自分たちで発想したから自分のお金を使うということはない。国が出そうと言っているのですから、それを最大限利用することがいいことで、国や県の補助金がある。それがあれば、発想は私たちが決めたけれども、それに合致するから、その利用をするというやり方でいいのではないですか。あえて自分のお金を使わなくてもいいと思うのです。(「だから、お金のかからないサポートもあるでしょう」の声あり) ○議長(斎藤光男) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 予算のかからない制度の周知や申請サポートというのもやれますよね。 ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 太田市が独自にやっている事業として、もう時間がないです。 ○議長(斎藤光男) 次に、21番矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 創政クラブの矢部伸幸でございます。通告に従いまして、一問一答方式にて質問をさせていただきます。  まずは本市の電子システムの現状について、文化スポーツ部長にお伺いいたします。  本市には大変多くのスポーツ関連の施設があります。新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれた東京オリンピックが終了し、すばらしい結果と大きな感動がいまだに残っております。また、ただいま開催中の東京パラリンピックも、厳しい条件の中でも多くの選手がすばらしい結果と感動を与えてくれています。スポーツの観戦による感動は心を動かし、その競技をやってみたいという気持ちになるものだと感じています。そうなると、市内にある様々なスポーツ施設を使用して多くの競技に触れてみたいという方々が増えてくると考えています。  では、市内のスポーツ施設の予約の取り方はどのようになっているのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) スポーツ施設の予約方法についてでございますが、公共施設予約システムe-Paresにて、事前に登録した利用者は、自宅のパソコンや携帯電話から予約ができます。また、運動公園市民体育館、新田総合体育館、尾島体育館、藪塚本町社会体育館では、窓口や電話で予約を受け付けております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) では、東京オリンピック開催後にはスポーツ施設の使用が増えていると想像しておりますけれども、予約状況に何か変化はありましたでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 東京オリンピック終了後の予約状況についてでございますが、現在、緊急事態宣言により新規の予約を停止しておりますので、変化はない状況でございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 東京オリンピックを見て、たくさんの方が感動して、いろいろやってみたいと思っていますが、きっと予約が増えているのかなと想像していたのですけれども、やはり新型コロナウイルスの影響で予約を停止しているということでございます。仕方のないことではございますが、きっと新型コロナウイルスの影響がなかったら相当な数の施設予約があったのではなかろうかと想像しています。  では、答弁にあったe-Pares、電子システムの導入にはどのような経緯があって、そして予算はどのくらいかかったのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 電子システムの導入と予算についてでございますが、公共施設予約システムe-Paresは、利用者の利便性の向上のため、平成16年10月に導入いたしました。現在の予約システムの経費は、システムの賃貸借料として年間505万4,400円となっております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) e-Paresに年間500万円もかかっているということで、想像以上に維持管理経費が必要なのだということが分かりましたが、ただ、利用者の利便性の向上がすごく高くて大変喜ばれているものであったら、経費が高くとも感じないのかなと思います。実際、市民の方々の利便性は電子化することで高まっているのかどうか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 電子システムによる利便性でございますが、利用者にとりましては、システムのメンテナンス以外は、いつでも24時間パソコンや携帯電話から予約できることで、利便性の向上につながっております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 24時間取れるということで、電子システムの導入をすることで予約が簡単に取りやすくなって、利便性がかなり高まっていると感じております。どんな時間でも取れるし、面倒な手続もなくなっているというのは大きな進化だと思っています。  では、簡単に取れるようになった分、使用しているかどうかという確認も簡単にできていればいいなと思うのですが、実際施設の使用確認はどのようになっているのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 施設の使用状況の確認についてでございますが、有料施設は使用料の徴収があるため確認ができておりますが、無料施設は確認が取れていない状況でございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 無料の施設はたくさんありますから、全ての使用の確認はしていないということでございました。ただ、予約が簡単になっているということで、予約だけしておいて、実際には使用していないケースが少なからずあるという声を聞いています。実際予約が簡単に取れるようになった分、簡単に放棄もされてしまっているのではないかと考えます。担当課ではどのくらいそういった事例を把握されているのか、お伺いします。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長
    文化スポーツ部長(村岡芳美) 予約だけして施設を使用していないことにつきましては、現状では、施設の利用予約は土日が多く、施設が点在しており、利用時間もまちまちでありますので、職員が全施設の使用状況を確認することは難しい状況であります。市民から、予約してあるけれども、使用していないとの情報が寄せられることがありますので、予約システム登録時や電話での予約時には早めのキャンセルをお願いしているところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 実際市民の方からそういった声も届いているようです。予約が簡単になった分、使用確認にはやはり人手が必要だということでございます。確かに確認だけをする業務、役割というのはいかがかなと思います。  そこで、予約が簡単になった分、使用の報告も簡単にしてもらえるようにできないか考えてみました。現在、新型コロナウイルス感染症のワクチンの予約はLINEが中心になっています。それほどLINEの普及が進んでいるものだと感じています。そこで、施設の予約をされた方に、現地に着いたとき、スポーツ施設を使用する際に、LINEで位置情報を送っていただくことで使用の確認ができるのではないかと感じています。市役所でつくった、ある特定のLINEのほうに使用者の1人でも位置情報でその場所を送ることで、使用されているかどうかの証拠にもなると思います。その上、使用者に使用確認の作業をしてもらうということで、無断キャンセルも少しでも減ることが期待できるのですが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) LINEの位置情報による施設の使用確認についてでございますが、現在の予約システムを継続して使用していきたいと考えておりますが、新たなシステム導入には経費もかかりますので、今後、調査研究をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 次に、公共施設の予約という観点から、火葬場について市民生活部長にお伺いいたします。  まず、火葬場の現状についてお伺いしていきたいと思います。今ある本市の火葬場はかなり老朽化が進み、駐車場も狭く、新たな火葬場の建設が望まれていると考えています。また、本市単体での設置よりも、清掃場のように広域での設置も検討されていると聞いています。  では、本市の火葬場の現状を教えてください。 ○議長(斎藤光男) 石坂市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂之敏) 昨年10月1日に太田市、千代田町、大泉町及び邑楽町の1市3町で広域斎場整備運営事業に関する覚書を締結いたしまして、1市3町の広域で新斎場を整備する方向になりました。今年度につきましては、新斎場の建設に先立つ基本計画の策定を実施しているところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 過去の予算をいろいろ見てみますと、やはり火葬場に関する修繕費が何度も計上されています。火葬場の老朽化は限界に近いのではないかと考えています。広域化する火葬場の建設まで、まだまだ調整や計画が必要になるため、新施設の建設まで時間がかかってしまいます。  では、それまで今ある火葬場を維持するために修繕の予算がかなり必要となると考えられますけれども、今後のメンテナンスについて、どのように計画をされているのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 石坂市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂之敏) 太田市の斎場につきましては、建設から40年近くが経過いたしまして、老朽化が著しくなっておりますので、令和3年度、令和4年度の2か年で火葬炉の大規模修繕工事を実施する計画でございます。また、工事の実施時期につきましては、利用者の利便性を損なわないよう、比較的火葬件数の少ないお盆前の6月から8月頃に計画をしております。その他の設備の交換、修繕につきましても、今後、指定管理者と連絡調整を行いながら、優先順位の高いものから行っていきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) それでは本題に入りますけれども、本市の火葬場の予約についてお伺いします。高齢化社会が進むにつれて、本市でも亡くなる方が増えてきていると思っております。また、先ほど答弁のあったメンテナンス等々がまだまだ続く中だと、火葬場の予約も取りづらい状況になっているのかと心配されますが、現時点での火葬場の予約はどのように取るのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 石坂市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂之敏) 火葬場の予約でございますが、電話で火葬炉の空き状況を確認した上で、予約を受け付けているところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 電話で取るということで、電話ですから口頭で予約を取るということだと思います。しかし、口頭でのやり取りというのは、言い間違いや聞き間違い、また勘違いなど様々な間違いが生まれる心配があります。これは予約を取る側も受ける側も考えられる間違いです。  それでは、今までにこういった間違いや勘違いでの予約のトラブルとかが問題になっていないのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 石坂市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂之敏) 電話で予約を受け付けた場合、最後に再度、日付と時間等の復唱をして確認を行っておりますので、間違いがないように努めているということでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 今のところ確認をしていて問題にはなっていないということでございますが、火葬場の口頭での予約で僕もいろいろな声を聞いています。火葬場の電子システムという予約は他市でも導入の実績があるようです。本市では、新火葬場の建設が進んでいることは承知しておりますけれども、予約に関しては、先ほど申し上げたとおり、予約の間違いや勘違いが心配される状況にあります。電子システムの予約であれば、少なからず受ける側の間違いはなくなります。言い換えれば、市役所側の間違いはなくなるわけです。スポーツ施設の予約に対応している電子システムの維持管理費を考えますと、費用対効果も気になりますが、市役所側にミスや間違いがないということは重要なことだと思いますので、早期の電子システムの導入を考えるべきだと思いますけれども、お考えをお伺いします。 ○議長(斎藤光男) 石坂市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂之敏) ヒューマンエラーの防止の観点から、電子システムの導入は有効であると考えておりますけれども、一度に複数の日時の予約を入れ、その後、キャンセルするような、後から予約される利用者の選択肢を挟めるような問題、また個人情報が漏れないかなどもございますので、電子システムの導入につきましては、トラブルを引き起こさないよう研究を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 続いて、市長にお伺いします。  2点お伺いしたいのですけれども、まず、スポーツ施設の利用確認についてお伺いしたいと思います。スポーツ施設の予約に関しては、電子システムに変わったことで市民の利便性が高まって、かなり簡単に予約ができるようになりました。便利になった分、市民側への必要な報告も求めていいのかなと思います。ワクチンの予約で利用しているLINEなどを使えば簡単に利用の確認ができるのではないかと思っていますけれども、こういった新システムの導入が、利便性の向上と、市民の利用に関して確実性や無駄の削減につながると思いますけれども、ご所見をお伺いします。 ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 利便性イコール無責任といいますか、責任がないということが現実問題として起きていまして、私も、クレームが結構あって、たまに確認に行っても、やはり利用していないということが現実問題としてあります。これは、やはり無料でやっているということも一つ問題かなと思うのですね。だから、全体の料金を大体合わせて、やはりお金を払うというのは結構な責任感だと思うのです。それと、古い人間からすれば、議員と私でこうやって会って、いつ行きますよと言ったときに、やはりそういう信頼のほうがずっと信頼性が高い。古い人間ですから。今はこうやったほうが信頼性が高いかも分からないですけれども、顔を見ないで予約して、そして、やっているか、やっていないか、人に迷惑をかけているか、かけていないか、全く分からない状態で動いているわけで、できれば確認が必要。  あともう一つは、今の電子機器ですか、システムの導入ですけれども、どうなのですかね。それがどのぐらいお金がかかって、どのぐらい利便性が高くなって、約束どおり市民が動いているのか確認できるのか、私は、そういうのは分からないので、担当と一応相談して決めていきたいと思っています。でも、やはりフェース・ツー・フェースが契約とか約束の中では一番大事なことかなと、古い人間としてはそう思います。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 確かに僕も接客というか、人と話をするのが好きなので、できればフェース・ツー・フェースが望ましいのですけれども、今もう本当に時代がどんどん変わっていって、LINEというシステムが、今いるところ、位置情報を送ると、ここにいるというのがすぐ分かるようになっているのです。なので、もし運動公園に行ったら運動公園にいるよというのを送るだけで、ああ、来ているのだなというのが分かるのです。だから、職員には、LINEだけでなくて、いろいろなシステムに精通している職員もたくさんいるでしょうし、市長のほうから号令を出してくれることによって、いろいろ考えてくれると思うのですけれども、もう一度ご所見をお伺いしたい。 ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 利便性が高くて確実性が高いということであれば、導入することは本当にいいことだと思っています。研究課題にしたいと思います。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) もう1点、火葬場の予約です。火葬場の予約ですと、フェース・ツー・フェースで、口頭でということもあったのですが、やはり言い間違いとか聞き間違い、勘違いというのがどうしても生まれてしまう。火葬場というのは、人が最期を迎えるときなので、間違いがあってはならないタイミングだと思うのです。そのときに電子システムを導入することによって、間違いなく市役所側の間違いというのは絶対なくなるでしょうから、そういったものでは、広域化するときのタイミングでもいいのですが、経常経費が幾らぐらいかかるか分からないですけれども、そこら辺を勘案しながら早めに検討してもいいのではないかと思いますが、ご所見をお伺いします。 ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 火葬場は、一般的に業者の方が来て、個人が予約していくというケースよりも葬儀社が大体代行してくれる。今日焼いて、本当は明日でしたよということがどの程度起こっているか、厳重に注意していかなければいけないと思います。それから、これは原稿に書いてあるのですけれども、システムがあれば24時間誰でも確認ができますし、予約もできるが、高額であるので、電子システム導入については、広域斎場になった段階で、その中で取り入れていくようにしていきたいと書いてあります。これでぜひやらせていただければ大変ありがたいと思います。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 続いて、本市の東京オリンピック・パラリンピックを生かした政策について、まずは文化スポーツ部長にお伺いします。  1問目の質問でも言いましたけれども、大変苦しい状況の中で東京オリンピックが開催されました。パラリンピックにおいても、大変厳しい環境の中、多くの選手がすばらしい結果と感動を与えてくれています。本市としても、東京オリンピックやパラリンピックを生かした事業やイベントで多くの方々を盛り上げようと試みたのだと思います。  それでは、新型コロナウイルスの影響で計画どおりにいかないこともあったと思いますけれども、本市の東京オリンピック・パラリンピックを生かした事業やイベントはどんなことができたのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 東京オリンピック・パラリンピックを生かした事業やイベントでございますが、3月30日に聖火リレーを開催し、市内を聖火が走り抜け、機運向上を図りました。オリンピック直前には、オーストラリア女子ソフトボール代表チームとマラウイ選手団の事前キャンプを受け入れ、練習試合の公開や子どもたちとの交流を実施し、世界のトッププレーヤーを身近に感じてもらう事業を実施いたしました。オリンピック開催期間中に計画しておりましたパブリックビューイングは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、残念ながら中止とさせていただいたところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 新型コロナウイルスさえなかったらと本当に残念に思っています。もっともっとオリンピックで盛り上がる姿を想像していました。そんな中でも大きな盛り上がりを見せたのは女子バスケットボールの活躍だと思います。本市に群馬クレインサンダーズの本拠地が移ってきました。同じバスケットボールということで、今後の本市のスポーツでの盛り上がり、にぎわいの創出にかなり生かせるのではないかと思いますけれども、今のところ考えはあるかどうか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 今後の本市の取組についてでございますが、オリンピックでの日本代表女子バスケットボールの活躍により、さらにバスケットボールの機運が高まってくると思います。群馬クレインサンダーズへは新たなファン獲得へ向け、本市の様々なイベントや各事業への選手派遣をお願いしております。例といたしましては、市内の中学、高校の部活動支援としてバスケットボールクリニックの開催や、市内の小中学校での挨拶運動を計画し実施いたしました。また、10月から始まります新しいシーズンでは、多くの人に集まってもらい、にぎわいの創出や地域経済活性化につながるシティマーケット、マルシェの開催も検討しているところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) オリンピックを生かして、もっともっとこの太田市を盛り上げていってほしいなと思います。東京オリンピックが、本来であったら2020年に開催する予定が2021年に開催されました。1年延びた分、次のパリオリンピックには間が3年しかないということで、この3年というのは長いようで短いと考えています。また、新種目での日本人の大活躍は、注目を浴びたまま次のパリオリンピックにつながるのではないかと感じています。新型コロナウイルスの影響を心配するのは当然のことですけれども、次の明るい未来を目指すことも必要だと思います。スケートボードなどの新種目を含めて、早い段階から次のオリンピックに生かせるような事業を考えて、本市のスポーツを生かした交流人口の増加政策を考えるべきだと思いますけれども、ご所見をお願いします。 ○議長(斎藤光男) 村岡文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(村岡芳美) 本市のスポーツを生かした交流人口増加への取組でございますが、今回の東京オリンピックでは、新種目としてスケートボードをはじめ、スポーツクライミング、3人制バスケットボールなどで日本人選手の活躍が目立ちました。このような新種目の競技は、若者や子どもたちが楽しみながら気軽にできるスポーツであり、若者のスポーツ離れに一石を投じるものと考えておりますので、今後の事業に生かせるか研究をしていきたいと考えております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 次に、都市政策部長にお伺いいたします。  東京オリンピック・パラリンピックについていろいろ聞いてきましたけれども、女子バスケットボールチームの活躍に驚いた話をしましたが、新種目であったボルダリングやスケートボードの結果もかなりすばらしいものがありました。特にスケートボードは、真夏の大冒険というアナウンサーの名言とともに、若い女子選手が大活躍をして、改めて注目を浴びているところだと思っています。  そのスケートボードですが、本市にスケートパークの建設の計画がありましたが、現状はどうなっているのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 齋藤都市政策部長。 ◎都市政策部長(齋藤貢) スケートパークの建設計画の現状についてご答弁申し上げたいと思います。令和2年7月にスケートパークの実施設計が完了しておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、現在は事業を延期しております。事業再開後の整備場所につきましては、八王子山公園内北広場に整備する方向で現在進めているところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) この猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で、現在、延期、ストップをしているということでございます。その対策を優先するということで仕方ないことなのだと思っているのですけれども、もし新型コロナウイルスの影響がなかったら、また、スケートボードの人気が高まっていますので、このタイミングに合わせたスケートパークの完成が大きなにぎわいの創出につながったと思っていますので、とても残念で仕方ありません。もし建設計画を再開したのであれば、すぐにでも進められる状況なのかどうか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 齋藤都市政策部長。 ◎都市政策部長(齋藤貢) スケートパークを整備する場所が今回変更となることから、完了している実施計画を修正する必要があります。変更設計に時間が必要となるかなと思っております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 整備場所の変更ということで、いろいろ紆余曲折があってやっと決まったと思っています。少し時間がかかるということでございましたが、新型コロナウイルスの影響もいつ収束するのか全く見えてきません。ただ、東京オリンピックの感動がまだまだ残っている中、本市のスケートパーク建設の早期実現の期待もその分高まっているように感じています。どのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤光男) 齋藤都市政策部長。 ◎都市政策部長(齋藤貢) このスケートパークは、市内外から人を呼び込み、昼間人口を増やして人と人との交流を生み出すとともに、地域の活性化に寄与する施設と考えております。今後の状況を見ながら整備を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 続いて、総務部長にお伺いします。  新型コロナウイルスの影響で様々な事業やイベントが延期や中止になっています。また、本市の長年考えてきた計画もストップしてしまっていることもあります。新型コロナウイルスへの対応は大変多くの予算がつぎ込まれていると思いますけれども、まず現状はどれくらい金額が使われているのか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島賢二) 新型コロナウイルス感染症対策に係る予算措置の現状でございますが、昨年度以降、まず国の施策でありました特別定額給付金給付事業に225億円余りを執行したことをはじめといたしまして、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用しながら機動的に補正予算を編成し、対応に努めてきたところでございます。主な新型コロナウイルス感染症対策の関連事業予算といたしましては、経営安定資金貸付金融資事業におよそ21億円、飲食店応援食事券事業におよそ2億円、GIGAスクール端末導入事業におよそ17億円、プレミアム金券発行事業におよそ15億円、新型コロナワクチン接種事業におよそ15億円などとなっております。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) この厳しい状況の中で、大変多くの金額が対策に使われていると思います。ただ、まだまだ新型コロナウイルスに関してはいまだに収束が見えません。今後も新型コロナウイルス対策のために多くの金額がかかるかもしれません。また、今までは国や県の負担が大きいところでございましたが、国も県も予算が逼迫してくれば、市の負担割合ももしかしたら増えてくるかもしれません。  では、今後心配される財政的な問題や課題がありましたら教えてください。 ○議長(斎藤光男) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島賢二) 今後心配されます財政的な問題や課題についてということでございますが、コロナ禍の長期化に伴いまして経済が落ち込んでいることから、企業業績の低迷、そして個人所得の減少など、雇用環境の悪化が見込まれるところでございます。また、議員ご質問のとおり、国の財政状況も悪化しておりますことから、地方交付税や国庫補助金などの財源の減少によりまして、地方財政へのしわ寄せが懸念されると考えております。さらには、引き続きワクチン接種の促進をはじめとした感染防止対策や、困窮しております事業者等への経済支援策などに係る財政需要が見込まれているところでございます。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 国の状況、県の状況という心配事がありますけれども、9月14日から決算特別委員会がありますが、今いろいろ報告があったところを考えても、太田市の財政状況はまだまだおおむね良好なところだと考えています。中長期的に計画をされた予算組みも評価されています。財政調整基金もかなりあるのではないかと感じています。今後の課題や問題を聞きましたけれども、大きな災害や新型コロナウイルスの影響がまだまだ続いても、何とか良好な財政状況を維持できるのではないかと考えています。災害のような予期せぬ予算執行もありますけれども、また一方で、市民の期待や要望に合わせたチャンスやタイミングを逃さない予算執行も重要だと思いますが、どのように考えているか教えてください。 ○議長(斎藤光男) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島賢二) 予期せぬ事態に応じた予算執行、そして市民要望に応えるための予算執行についてでございますが、現状においては、今後も厳しい財政状況が続くと見込んでいるところでございます。これまでも産業団地の造成、分譲や、市街化区域の編入などによる自主財源の確保に努めてまいりました。そうした厳しい財政状況の中においても、今年度末の財政調整基金残高の見込みは9月補正後で89億円程度と、適正な残高を確保できる見込みでございます。引き続き、第2次太田市総合計画の目指す都市像であります「人と自然にやさしく、品格のあるまち太田」の実現に向けて、実施計画、そして財政計画に基づいた予算編成とその執行に努め、市民の要望に応えてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤光男) 矢部伸幸副議長。 ◆21番(矢部伸幸) 続いて、市長にお伺いします。  新型コロナウイルスの対策は本当に大変厳しい状況になっています。市としても、国や県の施策を側面からフォローするだけでも大変な労力が必要になります。ただ、市として目の前の問題を解決するだけでは本来の役割には足らなくて、やはり明るい未来のための政策も考えるべきだと思っています。言い換えれば、市民の期待や要望にタイムリーに応える政策も必要だと思っています。先ほど財政調整基金の金額も聞きましたけれども、きっと市長も、この自粛が続く中で、オリンピックやパラリンピックをご覧になったと思います。同僚議員の質問にもありましたけれども、スケートパークの建設計画を再度進めるべきではないかと思いますが、ご所見をお伺いします。 ○議長(斎藤光男) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) スポーツは、まちを本当に明るくする、市民誰しも心を躍らせる分野でありまして、スポーツに対して私たちが関心を持つ、参加していただく、そういう場所をつくっていくことは非常に大事なことだと思っております。先ほど話がありました日本の女子のバスケットボールは本当に活躍してくれましたし、ヨーロッパ勢を軒並みやっつけてきたというのはすごいなと思いました。ヘッドコーチもすばらしかったですけれども。と同時に、3人制のバスケット、これは誰でもがボールに触ることができるような環境ですから、こういったものもやはり整備していったほうがいいかなと思いました。あるいはボルダリングも、本当にあんなかわいい子がよく登るなというような力を発揮して非常に楽しそうにやっていますし、ああいうところもやはり考えなくてはいけない。何より太田市で計画していたスケートパークは、とにかくやらなければいけないなということを非常に強く感じました。さっき齋藤部長が結構のんきな話をしていましたけれども、もうそんなのんきなことをやっていられないと。少なくともパリのオリンピックの前には、1年前だか1年半前だか分かりませんけれども、そのレベルでとにかく完成をさせたいと。できればオリンピックのチャンピオンを呼んで、こけら落としができるぐらいになればいいなと私は思っています。結局、全体の姿は変わらないのですけれども、構造上、やはり場所が変わるので、排水とか、あるいは電気とか、いろいろな設備が変わるので、設計にすぐ入らなければいけない。ですから、設計に入って、再来年ですか、完成させる。大丈夫ですかね。これはもうほとんど約束してしまって、目標がないとどんどんずれていってしまうものですから、それまでには必ずつくるということで、議会もぜひ応援をしていただければ大変ありがたいと思っております。スポーツを通じて我々の気持ちが躍動したり、感動を覚えたり、太田はそういう環境をつくっていきたいと思っております。ありがとうございました。      ◎ 一般質問終局 ○議長(斎藤光男) 以上で一般質問を終わります。      ◎ 休     憩                                       午前11時3分休憩 ○議長(斎藤光男) この際、暫時休憩いたします。
         ◎ 再     開                                      午前11時25分再開 ○議長(斎藤光男) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 議 案 上 程  報告第  6号 令和2年度太田市一般会計継続費精算報告書について  報告第  7号 令和2年度決算に基づく健全化判断比率資金不足比率について  議案第 81号 令和2年度太田市一般会計歳入歳出決算認定について  議案第 82号 令和2年度太田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  議案第 83号 令和2年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算認定について  議案第 84号 令和2年度太田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について  議案第 85号 令和2年度太田市八王子山墓園特別会計歳入歳出決算認定について  議案第 86号 令和2年度太田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  議案第 87号 令和2年度太田市太陽光発電事業特別会計歳入歳出決算認定について  議案第 88号 令和2年度太田市下水道事業等会計決算認定について  議案第 89号 令和3年度太田市一般会計補正予算(第5号)について  議案第 90号 令和3年度太田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第 91号 令和3年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について  議案第 92号 令和3年度太田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について  議案第 93号 令和3年度太田市八王子山墓園特別会計補正予算(第1号)について  議案第 94号 令和3年度太田市介護保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第 95号 令和3年度太田市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第 96号 令和3年度太田市下水道事業等会計補正予算(第1号)について  議案第 97号 太田市個人情報保護条例の一部改正について  議案第 98号 太田市行政センター条例の一部改正について  議案第 99号 太田市笹川清奨学基金条例の一部改正について  議案第100号 太田市奨学金貸与条例の一部改正について  議案第101号 太田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につい          て  議案第102号 太田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例          の一部改正について  議案第103号 太田市金券基金条例の廃止について  議案第104号 太田市スーパーエコハウス条例の廃止について  議案第105号 財産の取得について  議案第106号 財産の減額貸付について  議案第107号 市道路線の廃止及び認定について ○議長(斎藤光男) 次に、日程第2、報告第6号及び報告第7号の2件並びに議案第81号から第107号までの27議案を一括議題といたします。      ◎提案理由の説明 ○議長(斎藤光男) 朗読を省略し、直ちに執行者から順次提案理由の説明を求めます。  高島総務部長。 ◎総務部長(高島賢二) それでは、総務部が所管いたします報告第6号及び第7号の2件についてのご報告と、議案第81号、第89号及び第97号の3議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、報告第6号 令和2年度太田市一般会計継続費精算報告書についてご報告申し上げます。議案書の1ページをご覧ください。  本件は、太田市一般会計継続費に係る義務教育学校施設整備事業ほか1事業につきまして、それぞれ継続事業として執行してまいりましたが、別紙継続費精算報告書にお示ししておりますように、事業が完了したものでございます。  次に、報告第7号 令和2年度決算に基づく健全化判断比率資金不足比率についてご報告申し上げます。議案書の3ページをご覧ください。  本件は、令和2年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を報告するものでございますが、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、赤字額がなかったことから算定されなかったところでございます。  実質公債費比率につきましては、5.4%と前年度と同率でございます。また、将来負担比率につきましては、45.1%と前年度より増加いたしましたが、早期健全化基準及び財政再生基準の基準値をいずれも大きく下回っているところでございます。  次に、資金不足比率につきましては、下水道事業等会計及び太陽光発電事業特別会計の2つの公営企業会計において、いずれの会計においても資金不足がなかったことから算定されなかったところでございます。なお、これらの指標の算定方法につきましては、添付いたしました参考資料のとおりですので、後ほどご覧いただきたいと思います。  また、公表につきましては、9月末に市ホームページ、11月に市広報にそれぞれ掲載するほか、総務省において9月末に個別団体の暫定値の公表を、11月末には確定値の公表を予定しております。  以上、総務部が所管いたします2件についてご報告申し上げましたが、よろしくお願いいたします。  次に、議案第81号 令和2年度太田市一般会計歳入歳出決算認定について、提案理由のご説明を申し上げます。議案書の7ページ及び別冊の太田市歳入歳出決算書の3ページをご覧ください。  令和2年度の一般会計の決算につきましては、歳入決算額は1,119億4,511万7,363円で、前年度比40.9%の増、歳出決算額は1,088億5,118万8,441円で、前年度比41.7%の増となり、歳入歳出差引額は30億9,392万8,922円となりました。このうち、継続費逓次繰越額1,330万円、繰越明許費繰越額9億561万3,950円は、それぞれの繰越事業に充当いたしましたので、差引きでは21億7,051(後刻発言の訂正あり)万4,972円が剰余金となります。この歳計剰余金につきましては、剰余金の2分の1を下らない額を基金に積み立てるという財政調整基金条例の定めに基づきまして、20億円を積み立てました結果、差引き1億7,501万4,972円を翌年度への繰越金とさせていただきました。  なお、決算につきましては、既に監査委員の審査も終了しておりますので、意見書を付して関係書類を添えてご提案申し上げる次第であります。  失礼しました。もう一度訂正させていただきます。21億7,501万4,972円が剰余金ということで訂正をさせていただきます。  次に、議案第89号 令和3年度太田市一般会計補正予算(第5号)について、提案理由のご説明を申し上げます。別冊の補正予算書(9月補正)の1ページをご覧ください。  本ページにおきましては、令和3年度太田市一般会計補正予算の歳入歳出予算の補正、債務負担行為の補正、地方債の補正について定めたものでございまして、歳入歳出それぞれに11億6,074万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を856億3,414万9,000円とするものでございます。  第2条債務負担行為の補正及び第3条地方債の補正につきましては、別表に内容が記載してありますので、6ページをご覧ください。  まず、第2表債務負担行為補正でございますが、広報おおた新聞折込配布業務委託ほか4事業につきまして新たに追加するものでございます。  次に、第3表地方債補正につきましては、放課後児童クラブ室整備事業ほか7事業及び臨時財政対策債の限度額をそれぞれ変更するものでございます。  続きまして、7ページからは歳入歳出補正予算書の事項別明細書となりますが、7ページには歳入を、8ページから9ページには歳出をそれぞれ款別に記載してありますので、款全体についてはこちらでご確認をお願いいたします。  初めに、歳入の主なものについてご説明いたします。10ページをご覧ください。  まず、1款1項1目個人市民税ですが、収納見込額の増加に伴い、2億5,000万円を増額計上するものでございます。  次に、1款2項1目固定資産税につきましては、事業用家屋及び償却資産に対する新型コロナウイルス感染症対策に係る減収見込額が減少したことなどから、7億8,000万円を増額計上するとともに、6項1目都市計画税、家屋につきましても、同じ理由から4,000万円を増額計上いたしました。また、関連して、10款2項1目新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金につきましては、その補填額が減少することから、7億4,808万円を減額計上するものでございます。  次に、11款1項1目地方交付税につきましては、普通交付税の交付額の確定により1億7,137万2,000円を減額計上するものでございます。  次に、15款国庫支出金ですが、12ページをご覧ください。1項3目衛生費国庫負担金3億1,158万3,000円につきましては、ワクチン接種対策の拡充のための新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金の新規計上によるものでございます。また、2項1目総務費国庫補助金9,606万5,000円につきましては、主に新型コロナウイルス感染症対象事業に充当するための地方創生臨時交付金8,742万6,000円を増額計上するものでございます。  次に、19款繰入金でございますが、16ページをご覧ください。2項1目財政調整基金繰入金17億9,610万6,000円の減額につきましては、財源調整によるものでございます。  次に、21款諸収入ですが、18ページをご覧ください。6項6目雑入4,657万6,000円につきましては、主に市金券未換金収入2,712万8,000円の増額計上によるものでございます。  次に、22款市債ですが、地方債補正でご説明申し上げましたとおり、起債対象事業の変更に伴い、それぞれ補正するものでございます。  続きまして、歳出の主なものについてご説明いたします。20ページをご覧ください。  まず、一般職員給与費等につきましては、各款にわたり計上しておりますが、人事異動及び新陳代謝により、総額で1億2,539万円を減額計上するものでございます。  次に、2款総務費ですが、24ページをご覧ください。3項3目徴収費につきましては、市内企業の決算見込みなどを考慮し、市税還付金を5,000万円増額計上するものでございます。  次に、3款民生費ですが、30ページをご覧ください。2項4目保育管理費8,231万2,000円につきましては、主に保育園委託事業における令和2年度の国庫・県支出金の精算返納金1億4,266万7,000円を新規計上したことによるものでございます。  次に、4款衛生費ですが、34ページをご覧ください。1項2目予防接種費4億5,626万1,000円につきましては、主に新型コロナウイルスワクチンを診療時間外や休日に接種する場合の医師の委託料の単価増分3億1,158万3,000円を新規計上したことによるものでございます。  次に、8款土木費ですが、44ページをご覧ください。2項2目道路維持費につきましては、市内一円道路施設維持補修の執行見込みに合わせて、6,400万円を増額計上するものでございます。  次に、10款教育費ですが、58ページをご覧ください。7項3目学校保健費につきましては、市内小中学生及び市立太田高校の生徒に配付する新型コロナウイルス感染症抗原検査キット購入費用1,500万円を新規計上したことによるものでございます。  以上が歳入歳出の主な内容です。  なお、60ページから67ページには給与費明細書、68ページ以降には債務負担行為、地方債に関する調書を添付いたしましたので、後ほどご覧いただきたいと存じます。  次に、議案第97号 太田市個人情報保護条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。議案書の16ページをご覧ください。  本案は、市の実施機関が情報提供等記録について訂正を実施した場合に行う通知について、国の行政機関と同様の対応を行うため、所要の改正を行うものでございます。  改正の内容につきましては、情報提供等記録の定義について規定する第2条第7号に関して、個人番号の独自利用事務に係る情報提供等の記録に記録された特定個人情報を含むこととするための改正を行い、さらに、情報提供等記録を訂正した場合の通知について規定する第22条の3第2項に関して、その通知先として行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第19条第9号に規定する条例事務関係情報照会者を追加するための改正を行うものでございます。  なお、附則につきましては、この条例の施行日を公布の日とするものでございます。  以上、総務部が所管いたします3議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 楢原健康医療部長。 ◎健康医療部長(楢原明憲) それでは、健康医療部が所管いたします議案第82号、第84号、第86号、第90号、第92号及び第94号の6議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第82号 令和2年度太田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案書の8ページ及び別冊決算書の16ページをご覧ください。  令和2年度の太田市国民健康保険特別会計の決算につきましては、歳入決算額は207億7,965万7,772円、歳出決算額は203億5,350万6,678円で、歳入歳出差引残額は4億2,615万1,094円となりました。この歳計剰余金につきましては、国民健康保険基金条例の定めに基づきまして、内訳の基金繰入額に記載のとおり、2億2,000万円を基金に積み立てまして、残りの2億615万1,094円を翌年度への繰越金とさせていただきました。  次に、議案第84号 令和2年度太田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、議案書の10ページ及び別冊決算書の28ページをご覧ください。  令和2年度の太田市後期高齢者医療特別会計の決算につきましては、歳入決算額は25億4,557万5,692円、歳出決算額は25億3,031万9,532円で、歳入歳出差引額は1,525万6,160円となりました。この歳計剰余金につきましては、翌年度への繰越金とさせていただきました。  次に、議案第86号 令和2年度太田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案書の12ページ及び別冊決算書の38ページをご覧ください。  令和2年度の太田市介護保険特別会計の決算につきましては、歳入決算額は173億1,914万7,178円、歳出決算額は166億7,113万7,966円で、歳入歳出差引残額は6億4,800万9,212円となりました。この歳計剰余金につきましては、介護保険基金条例の定めに基づきまして、内訳の基金繰入額に記載のとおり、3億2,400万円を基金に積み立てまして、残りの3億2,400万9,212円を翌年度への繰越金とさせていただきました。  以上、3議案に係る決算につきましては、既に監査委員の審査を終了しておりますので、意見書を付し、関係書類を添えてご提案する次第でございます。  次に、議案第90号 令和3年度太田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の70ページをご覧ください。  本ページにおきましては、令和3年度太田市国民健康保険特別会計の歳入歳出それぞれに4億543(後刻発言の訂正あり)万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を209億4,327万1,000円とするものであります。  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。76ページをご覧ください。  初めに、歳入でありますが、1款1項1目一般被保険者国民健康保険税の6,174万円の減額につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う国民健康保険税の減免額及び収納見込額の増額を勘案し、計上するものであります。  3款1項1目1節普通交付金の2億432万8,000円の増額につきましては、一般被保険者療養給付費の執行状況を勘案し、計上するものであります。また、2節特別交付金の3,609万2,000円の増額につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う国民健康保険税の減免額の4割を計上するほか、令和2年度の特定健康診査等負担金の精算分を計上するものであります。
     6款繰越金の2億615万円の増額につきましては、決算に基づき確定した繰越金を計上するものであります。  また、7款3項9目国保連合会保険給付費等交付金普通交付金余剰金精算金の2,059万6,000円の増額につきましては、令和2年度の保険給付費に係る交付金の精算分を計上するものであります。  次に、78ページをご覧ください。続きまして、歳出でありますが、2款1項1目一般被保険者療養給付費の2億432万8,000円の増額につきましては、一般被保険者の療養給付費の執行状況を勘案し、計上するものであります。  次に、3款1項、医療給付費分の4,904万5,000円の減額、80ページの2項後期高齢者支援金等分の5,014万4,000円の増額及び3項介護納付金分の5,811万9,000円の増額につきましては、群馬県に納付する納付金の確定に伴い、それぞれ計上するものであります。  次に、6款2項1目特定健康診査等事業費の41万5,000円の増額につきましては、特定保健指導の委託料を勘案し、計上するものであります。  次に、9款1項1目一般被保険者保険税還付金の2,000万円の増額につきましては、国民健康保険税の歳出還付分の執行状況を勘案し、計上するものであります。また、5目保険給付費等交付金償還金の2,059万7,000円の増額につきましては、令和2年度の交付金の精算分を計上するものであります。  82ページをご覧ください。10款予備費の1億82万9,000円の増額につきましては、歳入歳出の調整のため、計上するものであります。  失礼しました。先ほど令和3年度太田市国民健康保険特別会計歳入歳出について、4億543万6,000円と読み違いがありまして、これは4億542万6,000円となります。訂正いたします。よろしくお願いいたします。  それでは続きまして、議案第92号 令和3年度太田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の94ページをご覧ください。  本ページにおきましては、令和3年度太田市後期高齢者医療特別会計の歳入歳出それぞれに1,525万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を26億873万9,000円とするものであります。  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。100ページをご覧ください。  初めに、歳入でありますが、3款1項1目繰越金の1,525万5,000円の増額につきましては、決算に基づき確定した繰越金を計上するものであります。  102ページをご覧ください。続きまして、歳出でありますが、4款予備費の1,525万5,000円の増額につきましては、歳入歳出の調整により計上するものであります。  次に、議案第94号 令和3年度太田市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の114ページをご覧ください。  本ページにおきましては、令和3年度太田市介護保険特別会計の歳入歳出それぞれに3億7,167万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を180億2,333万2,000円とするものであります。  117ページをご覧ください。第2表債務負担行為の内容について記載しておりますが、在宅医療・介護連携推進事業委託及び認知症初期集中支援推進事業委託を実施するに当たり、期間と限度額を定めたものであります。  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。121ページをご覧ください。  初めに、歳入でありますが、1款1項1目第1号被保険者特別徴収保険料の75万円の減額及び2款2項1目調整交付金の30万円の増額につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う介護保険料の減免に係る費用を勘案し、計上するものであります。  2款2項3目地域支援事業交付金の106万3,000円の増額、3款2項2目地域支援事業交付金の53万1,000円の増額及び6款1項3目包括的支援事業・任意事業繰入金の53万1,000円の増額につきましては、歳出の任意事業費の増額に応じた法定割合の交付見込額をそれぞれ計上するものであります。  2款2項6目保険者機能強化推進交付金の1,861万3,000円の増額及び7目介護保険保険者努力支援交付金の1,707万7,000円の増額につきましては、交付金申請に伴い、計上するものであります。  6款1項5目一般会計繰入金の1,030万2,000円の増額につきましては、歳出の一般管理費の増額に伴い、計上するものであります。  7款1項1目繰越金の3億2,400万8,000円の増額につきましては、決算に基づき確定した繰越金を計上するものであります。  123ページをご覧ください。続きまして、歳出でありますが、1款1項1目一般管理費の1,030万2,000円の増額につきましては、職員給与費等の執行状況を勘案し、計上するものであります。  125ページをご覧ください。4款3項2目任意事業費の276万2,000円の増額につきましては、成年後見制度利用助成金の執行状況を勘案し、計上するものであります。  7款1項1目償還金につきましては、給付実績に基づき、国庫支出金等精算返納金の983万4,000円の減額及び支払基金交付金等精算返納金の983万4,000円の増額を計上するものであります。  8款予備費の3億5,861万1,000円の増額につきましては、歳入歳出の調整のため、計上するものであります。  なお、127ページから134ページには給与費明細書、135ページには債務負担行為に関する調書を添付いたしましたので、後ほどご覧いただきたいと存じます。  以上、健康医療部が所管いたします6議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 齋藤都市政策部長。 ◎都市政策部長(齋藤貢) 都市政策部が所管いたします議案第83号、第88号、第91号、第96号及び第107号の5議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第83号 令和2年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算認定について、議案書の9ページ及び別冊決算書の23ページをご覧ください。  令和2年度の住宅新築資金等貸付特別会計の決算につきましては、歳入決算額は1,571万18円、歳出決算額は1,416万1,902円で、歳入歳出差引残額154万8,116円を翌年度への繰越金とさせていただくものです。  次に、議案第88号 令和2年度太田市下水道事業等会計決算認定について、議案書の14ページ及び別冊太田市下水道事業等会計決算書5ページの損益計算書をご覧ください。  営業収益、営業費用、営業外収益、営業外費用を基に算出した経常利益に特別利益及び特別損失を加えますと、令和2年度は2,810万1,099円の純利益となります。また、決算書の12ページには事業報告書を記載しておりますが、総括事項にありますように、公共下水道事業では16.14ヘクタールの整備を行いました。  以上、2議案に係る決算につきましては、既に監査委員の審査を終了しておりますので、意見書を付し、関係書類を添えてご案内申し上げる次第でございます。  次に、議案第91号 令和3年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の84ページをご覧ください。  令和3年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計の歳入歳出それぞれに154万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を913万4,000円とするものであります。  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。90ページをご覧ください。  歳入でございますが、3款1項1目の繰越金につきましては、前年度繰越金の確定をしたことに伴い、154万7,000円を増額計上するものであります。  次に、92ページをご覧ください。歳出でございますが、1款1項1目の一般管理費につきましては、22万円を増額計上し、4款1項1目の予備費につきましては、132万7,000円を増額計上するものであります。  次に、議案第96号 令和3年度太田市下水道事業等会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の146ページをご覧ください。  第2条は、各事業の業務の予定量を補正するものであります。  第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入の補正につきましては、各事業とも一般会計からの負担金、補助金の調整が主なもので、支出の補正につきましては、減価償却費の減額が主なものであります。  第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入の補正につきましては、各事業とも企業債及び国庫補助金の減少に伴う一般会計からの負担金、補助金の調整が主なもので、支出の補正につきましては、管渠整備費の減額及び財政融資資金の繰上償還に伴う償還元金の増額が主なものであります。  この結果、資本的収入額から資本的支出額を差し引きますと、10億3,364万8,000円の不足となりますが、第4条本文に記載のとおり、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額等をもって充当するものであります。  また、149ページ以降に実施計画等資料を添付してありますので、後ほどご覧いただきたいと思います。  次に、議案第107号 市道路線の廃止及び認定について、議案書の31ページをご覧ください。  本案は、公共事業及び開発事業に伴う路線の廃止及びその再認定を行うもので、7路線4,079メートルを廃止し、6路線3,065メートルを認定しようとするものでございます。  なお、各路線の詳細につきましては、別冊の平面図のとおりでございます。  以上、都市政策部が所管いたします5議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 鈴木行政事業部長。 ◎行政事業部長(鈴木聡) 行政事業部が所管いたします議案第85号及び第93号の2議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第85号 令和2年度太田市八王子山墓園特別会計歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。それでは、議案書の11ページ及び別冊決算書の33ページをご覧ください。  令和2年度の歳入歳出決算につきましては、歳入決算額4,137万3,141円、歳出決算額2,558万8,584円で、歳入歳出差引残額1,578万4,557円を翌年度への繰越金とさせていただきました。  以上の議案に係る決算につきましては、既に監査委員の審査も終了いたしておりますので、意見書を付し、関係書類を添えてご提案申し上げる次第でございます。  次に、議案第93号 令和3年度太田市八王子山墓園特別会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の104ページをご覧ください。  本ページにおきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,578万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,832万8,000円とするものでございます。  それでは、事項別明細書によりご説明いたします。110ページをご覧ください。  初めに、歳入予算3款1項1目の繰越金につきましては、前年度繰越金を確定したことに伴い、1,578万3,000円を増額計上するものでございます。  次に、112ページをご覧ください。歳出予算5款1項1目の予備費1,578万3,000円の増額につきましては、歳入歳出の調整を図ったものでございます。  以上、行政事業部が所管いたします2議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 飯塚産業環境部長。 ◎産業環境部長(飯塚史彦) 産業環境部が所管いたします議案第87号、第95号、第103号及び第104号の4議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第87号 令和2年度太田市太陽光発電事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案書の13ページ及び別冊太田市歳入歳出決算書の45ページをご覧ください。  令和2年度の太田市太陽光発電事業特別会計の決算につきましては、歳入決算額は2億9,930万4,439円、歳出決算額は2億8,163万6,298円で、歳入歳出差引残額であります1,766万8,141円を翌年度への繰越金とさせていただきました。  なお、決算につきましては、既に監査委員の審査も終了しておりますので、意見書を付し、関係書類を添えてご提案申し上げます。  次に、議案第95号 令和3年度太田市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊補正予算書の136ページをご覧ください。  令和3年度太田市太陽光発電事業特別会計予算の歳入歳出それぞれに1,766万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,991万1,000円とするものでございます。  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。142ページをご覧ください。  初めに、歳入の5款1項1目繰越金につきましては、前年度の繰越金の額が確定したことに伴い、1,766万7,000円を増額計上するものでございます。  続きまして、144ページをご覧ください。歳出の1款2項1目施設管理費において、おおた太陽光発電所の雨水排水対策のため、工事請負費に414万7,000円を増額計上するものでございます。  また、4款1項1目予備費において、歳入歳出予算額の調整を行うために、歳入で計上した繰越金から、先ほどの施設管理費での増額分414万7,000円を差し引いた1,352万円を増額計上するものでございます。  次に、議案第103号 太田市金券基金条例の廃止について、議案書の24ページをご覧ください。  本案は、太田市金券基金の運用終了に伴い、太田市金券基金条例を廃止するものでございます。  なお、附則につきましては、この条例の施行日を令和3年10月1日とするものでございます。  次に、議案第104号 太田市スーパーエコハウス条例の廃止について、議案書の25ページをご覧ください。  本案は、平成17年3月にパルタウン城西の杜内に建設したスーパーエコハウスについて、設置してある設備等も現在では時代のニーズとは合わなくなっており、既にモデルハウスとしての役割を果たしたことから、本条例を廃止するものでございます。  なお、附則につきましては、この条例の施行日を令和3年10月1日とするものでございます。  以上、産業環境部が所管いたします4議案につきまして、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 石坂市民生活部長。 ◎市民生活部長(石坂之敏) 市民生活部が所管いたします議案第98号 太田市行政センター条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。議案書の17ページをご覧ください。  本案は、旧太田市立太田東小学校の体育館及びグラウンドの名称を、それぞれ東本町ホール、東本町広場とし、地域住民の活動のための拠点として、また、太田行政センターの施設としての活用を図るため、当該条例の一部を改正するものでございます。  東本町ホールにつきましては、利用時間は他の施設と同様の午前9時から午後10時までとし、使用料は1時間について400円でございます。ただし、1時間未満の利用の場合は1時間とみなします。  東本町広場の利用時間は午前6時から午後7時までとし、使用料については無料でございます。  以上、市民生活部が所管いたします1議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 春山教育部長。 ◎教育部長(春山裕) 教育部が所管いたします議案第99号及び第100号の2議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第99号 太田市笹川清奨学基金条例の一部改正について、議案書の18ページをご覧ください。  本案は、本市の給付型の奨学金であります笹川清奨学資金の財源につきまして、太田市笹川清奨学基金の運用から生じる収益部分のみでなく、基金全体を奨学金の財源とできるよう、また、本奨学金が、社会情勢の変化に対応したより有意な奨学金となるよう所要の改正を行うものでございます。  なお、附則につきましては、この条例の施行日を令和4年4月1日とするものでございます。また、経過措置といたしまして、改正前の条例の規定による奨学金につきましては、従前の例によることを同じく附則で規定するものでございます。  次に、議案第100号 太田市奨学金貸与条例の一部改正について、議案書の20ページをご覧ください。  本案は、本市の貸与型の奨学金であります太田市奨学金について、本奨学金を受けた人のうち一定の条件を満たした人につきましては、申請により奨学金の返還を免除することができるよう所要の改正を行うものであります。  なお、附則につきましては、この条例の施行日を令和4年4月1日とするものでございます。また、準備行為といたしまして、この免除に係る申請につきましては、条例施行前に行うことができるよう同じく附則で規定するものでございます。  以上、教育部が所管いたします2議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 石塚福祉こども部長。 ◎福祉こども部長(石塚順一) 福祉こども部が所管します議案第101号及び議案第102号の2議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第101号 太田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案書の22ページをご覧ください。  本案は、児童福祉法第34条の16第2項の厚生労働省令で定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、本条例中に引用している同基準の条項について所要の条文の整備を行うものであります。  改正内容につきましては、第7条は、家庭的保育事業者等での保育の提供が終了した後も必要な教育または保育が継続的に提供されるよう、連携協力を行う施設を確保しなければならないとされており、また、一定の要件を満たした場合に、連携施設の確保を不要とするものとされております。基準である省令の今回の一部改正により、施設を新規に開設するための用地の確保が困難な地域における待機児童の解消を促進するために、国家戦略特別区域小規模保育事業を実施する自治体における連携協力を行う施設に位置づけることを加える改正がなされましたが、本市においては国家戦略特別区域小規模保育事業を実施していないことから、所要の条文の整備のみを行うもので、第7条第1項中「第3号」を「以下この条」に改め、同項第3号中「この号」の次に「及び第4項第1号」を加え、同条第5項中「、次に」を「次に」に、「行う者」を「行う施設」に改めるものでございます。  なお、この条例の施行日は公布の日とするものでございます。
     次に、議案第102号 太田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案書の23ページをご覧ください。  本案は、子ども・子育て支援法第46条第3項の内閣府令で定める基準、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の改正に伴い、本条例中に引用している同基準の条項について所要の条文の整備を行うものであります。  改正内容につきましては、第42条は、特定地域型保育事業での保育の提供が終了した後も必要な教育または保育が継続的に提供されるよう、連携協力を行う施設を確保しなければならないとされており、また、一定の要件を満たした場合に、連携施設の確保を不要とするものとされております。基準である府令の今回の一部改正により、施設を新規に開設するための用地の確保が困難な地域における待機児童の解消を促進するために、国家戦略特別区域小規模保育事業を実施する自治体における連携協力を行う施設に位置づけることを加える改正がなされましたが、本市においては国家戦略特別区域小規模保育事業を実施していないことから、所要の条文の整備のみを行うもので、第42条第4項第1号中「児童福祉法第24条第3項」の次に「(同法附則第73条第1項の規定により読み替えて適用する場合を含む。)」を加え、同条第5項中「、次に」を「次に」に、「行う者」を「行う施設」に改めるものでございます。  なお、この条例の施行日は公布の日とするものでございます。  以上、福祉こども部が所管します2議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 櫻井消防長。 ◎消防長(櫻井修一) 消防本部が所管いたします議案第105号 財産の取得について、提案理由のご説明を申し上げます。議案書の26ページをご覧ください。  本案は、消防団の消防装備の充実強化を目的に、消防ポンプ自動車CD-Ⅰ型2台を3,546万8,600円で、小池株式会社代表取締役小池裕之から取得し、更新配備しようとするものでございます。  なお、配置先につきましては、太田市消防団、飯塚町地内の第2分団第1部、新田村田町地内の第13分団第1部を予定しております。詳細につきましては、27ページ及び28ページに附属資料を添付してございます。  以上、消防本部が所管いたします1議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 栗原企画部長。 ◎企画部長(栗原直樹) それでは、企画部が所管いたします議案第106号 財産の減額貸付について、提案理由のご説明を申し上げます。議案書の29ページをご覧ください。  本案は、令和3年3月31日をもって閉校しました旧太田市立太田東小学校校舎及び給食室を、長期にわたる施設の安定的な活用を図り、地域活性化に資することを目的とし、学校法人群馬総合カレッジ理事長松村壮氏に減額貸付するものでございます。  所在地につきましては太田市東本町53番14、構造は鉄筋コンクリート造及び鉄骨造、延べ床面積は3,763.60平方メートル、貸付金額につきましては年額120万円、貸付期間は令和3年10月1日から20年間でございます。  以上、企画部が所管いたします1議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤光男) 次に、高橋監査委員から報告を求めます。  高橋監査委員。 ◎監査委員(高橋嘉一郎) 監査委員の高橋でございます。それでは、ご指名によりまして、初めに、令和2年度太田市各会計決算の審査結果をご報告申し上げます。  市長から審査に付されました各会計決算書及び附属書類について、太田市監査基準に基づいた審査を執り行ったものでございます。  まず最初に、お手元の審査意見書の2ページをご覧いただきたいと思います。令和2年度一般会計及び特別会計の総計を記載いたしました。歳入歳出差引残額は42億1,834万6,202円となってございます。そのうち、繰越事業における財源として9億1,891万3,950円を翌年度へ繰り越しておりまして、繰越財源を除きました実質収支額は32億9,943万2,252円でございます。  5ページからは普通会計決算の状況を記載いたしました。財政力指数につきましては0.989でありまして、前年に比べ0.04低下いたしましたが、引き続き1に近い数値となってございます。既にご承知のとおり、財政力指数は地方公共団体の財政力の強弱を示す指数でありまして、数値が高いほど財源に余裕があるということができます。本市は高い数値で推移しておりまして、県内12市の中でも最も高い数値となってございます。また、実質収支比率につきましては4.9%となっておりまして、前年に比べ0.6ポイント上昇しており、おおむね適正な財政運営が行われているものと認められました。経常収支比率につきましては92.8%となっておりまして、前年に比べ6.3ポイント改善してございます。当比率は財政構造の弾力性を判断するための指標でございますけれども、全国的にも高い傾向にありまして、本市においても高い比率が続いていることから、経常的経費のより一層の抑制に努められることを望むものでございます。  以上のことから、総体的に健全な財政運営が行われていると認めることができました。これらの指標につきましては、今後も注視していただき、引き続き、適正かつ効率的な財政運営に努められることを望むものでございます。  次に、9ページには一般会計の決算状況を記載いたしました。歳入歳出差引残額30億9,392万8,922円から、翌年度へ繰り越すべき財源を引いた実質収支額は21億7,501万4,972円でありました。このうち、20億円が財政調整基金に積み立てられておりまして、残額の1億7,501万4,972円は翌年度へ繰り越されております。  続きまして、歳入の決算状況について記載をいたしました。歳入決算額につきましては、前年に比べ40.9%増の1,119億4,511万7,363円で、予算現額に対する収入率は96.9%でございました。  10ページには歳入決算額を自主財源と依存財源に分類して記載いたしました。令和2年度の自主財源の占める割合は45.1%と前年より大幅に低下してございます。これは、前年に比べ、自主財源である市税の減収とともに、特別定額給付金給付事業により依存財源の国庫支出金が大幅に増収となったものでございます。  次に、11ページ以降には款別収入状況を記載いたしました。歳入の主たる財源であります市税の収入済額は、前年に比べ4.2%減の380億4,072万841円となってございます。特に、市民税につきましては、前年に比べ9.6%減の158億5,670万9,620円となってございます。これは、輸送機器関連企業等の減益による減収及び法人税割税率の引下げが主な要因となってございます。そして、市税の収入未済額は18億3,675万5,246円となっておりまして、前年と比較して1億5,133万9,284円減少してございます。なお、市税に対する不納欠損処分につきましては、関係法令にのっとり、適正に処理されていることが認められました。  次に、25ページからは歳出の決算状況について記載をいたしております。歳出決算額につきましては、前年に比べ41.7%増の1,088億5,118万8,441円で、予算現額に対する執行率は94.3%でございました。  歳出につきましては、義務教育学校施設整備事業及び広域一般廃棄物処理施設整備事業などの大型事業や、第2子及び第3子以降子育て支援事業のほか、特別定額給付金給付事業、さらにはプレミアム金券発行事業や金融対策事業などの事業が実施されまして、諸課題に対して積極的かつ迅速に取り組まれておりました。これらの歳出予算につきましては、おおむね適正に執行されていることが認められました。  次に、36ページ以降には特別会計を記載してございます。歳入歳出差引残額は、前年に比べ82.3%増の11億2,441万7,280円でありまして、そのうち、5億4,400万円を基金に積み立て、残りの5億8,041万7,280円は翌年度へ繰り越されております。特別会計につきましては、それぞれの目的に沿って事務事業が推進されていることが認められました。なお、国民健康保険特別会計につきましては、被保険者数の減少によりまして財源確保の厳しい状況が予想されるところではございますけれども、健全な財政運営に向け、合理的かつ効果的な施策の実施を今後も望むものであります。  次に、51ページには実質収支に関する調書、52ページには財産に関する調書の記載がございますが、その計数は正確でございました。また、53ページの基金の運用状況につきましては、当該基金は設置目的に応じ、適正に運用されていることが認められました。  次に、公営企業会計の審査結果につきましてご報告申し上げたいと思います。下水道事業等会計の決算状況につきまして、66ページ以降に記載をいたしました。72ページの経営成績に記載しましたように、総収益から総費用を差し引きました総収支につきましては、2,810万1,099円の純利益が生じてございます。また、営業収益から営業費用を差し引きました営業収支につきましては、21億4,114万2,552円の営業損失となってございます。なお、総収支において純利益が発生しておりますが、これは一般会計からの負担金及び補助金の繰入れ等によるものでございます。  当年度の主要事業としましては、公共下水道事業において、汚水管渠の築造及び更新工事が計画的に実施され、終末処理場についても、前年に引き続き、耐震補強及び設備更新工事が実施されました。また、一部の下水道処理施設の統廃合が行われるとともに、不明水の調査業務を実施するなどして有収率の改善にも取り組まれておりました。  今後も下水道施設の整備費に加え、既存設備の維持及び更新においても多額の費用が必要となります。厳しい経営環境が続くことが今後も予想されます。安定した経営を実現するためにも、太田市下水道事業等経営戦略に基づき、使用料の見直しによる自主財源の確保と公共下水道への接続による収益の向上に、より一層の努力を望むものでございます。  以上、本会計については、地方公営企業法に規定された経営の基本原則にのっとった企業経営が行われており、本決算は適正なものと認めることができました。  それでは最後に、太田市全体の決算について申し上げたいと思います。令和2年度の日本経済は、当初、海外経済の減速等を背景に、外需は弱いものの、雇用及び所得環境の改善により内需を中心とした穏やかな回復が期待されておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、全国に緊急事態宣言が発せられるなど、国民生活は制限され、経済活動も多大な影響を受け、GDP成長率が過去最大の下げ幅となるなど、経済情勢は極めて厳しいものとなりました。  本市の令和2年度の一般会計予算については、当初予算額の846億6,000万円から、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を受けて増額補正を重ね、過去最大の予算規模である1,122億5,277万6,000円となりました。こうした中、一般会計の歳入につきましては、重要な自主財源であります市税が、前年に引き続き大幅な減収となりました。  そして、一般会計では市税等に、特別会計では国民健康保険税等に引き続き多大な収入未済額が見られますが、これについては縮減傾向にありまして、収納対策の強化など債権管理の取組の成果と認められるところでございます。  今後におきましても、取組の効果を検証するとともに、公平性確保の観点から、さらなる滞納額の縮減に向けた効果的な収納対策をお願いするものでございます。  一般会計の歳出につきましては、まちづくりの目標であります第2次太田市総合計画で定めた将来の都市像、「人と自然にやさしく、品格のあるまち太田」の実現に向け、第4次実施計画を基本とした各種の事業が実施されました。限りある財源の中、経済性、効率性、有効性を踏まえた予算執行でございました。しかし、コロナ禍の収束はいまだ見通せず、今後の経済活動への影響も不透明な状況にあり、少子高齢化の進展による社会保障関係費の増大などもあり、本市の財政運営はこの先も厳しい状況が続くと思われます。このため、自主財源の確保を図りながら、事務事業の見直しや経費節減、老朽化した公共施設の長寿命化と総量縮減に向けた考えをぜひ徹底していただき、健全で効率的な行財政運営を行うことが不可欠ということであります。  今後におかれましても、限られた財源を有効に活用し、市民満足度を高める施策に積極的に取り組んでいただき、市民サービスの一層の充実と市民福祉のさらなる向上に努められるよう要望いたしまして、令和2年度太田市各会計決算の審査結果報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。  続きまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく令和2年度太田市健全化判断比率等の審査結果のご報告を申し上げたいと思います。  市長から審査に付されました健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載しました書類について、太田市監査基準に基づいた審査を執り行ったものでございます。  審査の結果、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率から成る健全化判断比率につきましては、いずれも早期健全化基準を下回ってございまして、良好であるということが認められました。特に、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、前年に引き続き、当年度も黒字となっておりまして、当該比率には該当がございませんでした。実質公債費比率につきましては、前年と同率であり、将来負担比率につきましては、太田市外三町広域清掃組合のごみ焼却施設の竣工に伴い、前年に比べ21.7ポイント上昇しておりますけれども、両比率とも早期健全化基準を大幅に下回ってございます。市債につきましては、償還元金を超えない市債の発行を堅持し、借入金が将来の負担とならないよう要望するものでございます。また、公営企業における経営状況の健全性を判断する資金不足比率につきましても、当該比率には該当はなく、経営健全化基準を下回り、良好な状態にあることが認められました。  なお、参考といたしまして、地方公営企業会計を適用している下水道事業等会計について、民間の企業会計における1年基準に基づく実質的な資金不足比率を算出した結果、経営健全化基準を上回るということになるため、さらなる経営改善により安定的で効率的な事業運営の実現を望むものでございます。  地方公共団体の財政の健全化に関する法律は、自治体の財政状況を統一的な指標で明らかにするためのものであります。健全な財政運営を行うためには、適切な内部統制機能を発揮していただき、経営改善を図っていくことが重要でございます。本市におきましても、少子高齢化による人口減少、社会保障関係費のさらなる増加に加えまして、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞など、この先も厳しい財政状況が続くと思われます。今後につきましても、長期的な視点に立った健全な財政運営に努めるとともに、積極的な経営改善を要望いたしまして、令和2年度太田市健全化判断比率等の審査結果の報告とさせていただきます  以上でございます。よろしくお願いいたします。      ◎ 散     会 ○議長(斎藤光男) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、9月4日から9月6日までの3日間は休会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(斎藤光男) ご異議なしと認めます。  よって、9月4日から9月6日までの3日間は休会することに決定いたしました。  次の会議は、9月7日午前9時30分から開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後0時37分散会...